HSKとは?
HSKは、中国政府教育部が認定する中国語検定試験です。1984年に北京言語大学で開発され、1992年に国際的な公式検定試験になりました。また2010年には、受験者数が750,000人にまで及びました。
この記事では、そんな国際的な検定試験HKSのレベルやスコアについて説明します。
試験について
HSKのレベルは 1級から6級まであり、級が上がるにつれてレベルもあがります。試験はリスニング、ライティング、そして3級からは筆記試験の3つセクションで構成されています。
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国際的に認定されているHSK
HSKは2010年に改訂されて以来、言語評価の国際標準であるヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)に準拠するように作られています。
以下は、HSKのレベルとCERLを比較し、各レベルに到達するのに必要な学習期間や語彙数、習得できる能力をまとめた表です。
レベル | CERL | 学習期間 | 能力 | 語彙数 |
---|---|---|---|---|
1級 | A1 | 6ヶ月 | 簡単な言葉や文の理解 | 150 |
2級 | A2 | 1年 | 日常的なテーマについてコミュニケーションが取れる | 300 |
3級 | B1 | 1年半 | 日常的なテ―マやプロフェッショナルなテーマについてコミュニケーションが取れる | 600 |
4級 | B2 | 2年 | 様々なテーマについてコミュニケーションが取れる | 1200 |
5級 | C1 | 最低でも2年 | ニュースやテレビ番組の内容、演劇などを理解できる | 2500 |
6級 | C2 | 5000語の習得ができるまで | 書いてある情報と口頭で伝えられる情報を理解でき、自分でも発信できる | 5000 |
HSKの点数と評価について
HSKの各セクションの配点は、それぞれ100点で、3級まではリスニングとリーディングで200点満点、3級からは筆記試験が入り300点満点で評価されます。全問題の6割を正解すると、各級に合格することができます。
HSKを受ける前に最も重要なことは、自分のレベルに合った級を選択して受験することです。例えば4級を受験するとします。300点中150点しか取れなかった場合、4級に合格することも、その下の3級を取得することもできません。
どちらの級を受けるか迷っている場合は、低い方の級を選択しましょう。